JA全農 家畜衛生研究所
近年の鶏伝染性気管支炎(IB)の流行状況と対策について
2024.07
1951年に国内で初めて鶏伝染性気管支炎(IB)が確認され、現在では国内のほとんど全ての養鶏場にIBウイルス(以下、IBV)が侵潤していると考えられています。ワクチンの普及に伴い本疾病発生の届出数は減少していますが、多様な抗原性の野外株の存在や、新たな変異株の出現・侵入により、いまだに養鶏産業に大きな損失をもたらす重要疾病です。今回は近年のIBの国内流行状況と対策について紹介します。